乗馬体験の前日、何を着ていけばいいか、馬は怖くないか、と気になる方は多いです。実際に牧場で初心者の方を迎えていると、準備の段階で不安を感じている方ほど、当日は馬の落ち着きに驚いて帰っていきます。ここでは当日までに知っておくと役立つことを、現場の視点からお伝えします。

服装と靴について

かかとのある靴が必須です。スニーカーでも構いませんが、かかとが1センチ以上あるものを選んでください。鐙(あぶみ)に足を乗せたとき、かかとがないと足が滑り込んでしまう危険があります。パンツは動きやすいものであれば何でも構いません。ジーンズは硬くて内腿が擦れることがあるので、ストレッチ素材のものが快適です。夏場は日焼け止めと帽子を忘れずに。ヘルメットとプロテクターは牧場で無料貸し出しをしています。

馬に近づくときの基本

馬の後方から近づくのは避けてください。馬は後方の視野が狭く、突然近づかれると驚いて蹴ることがあります。正面か斜め前から、声をかけながらゆっくり近づくのが基本です。「どうどう」と低い声で話しかけると、馬は人の存在を認識しやすくなります。最初は手の甲を馬の鼻先に近づけ、馬が自分から嗅ぎに来るのを待ちます。こちらから触りに行くより、馬に確認させる時間を作ることが大切です。

乗馬中に意識すること

初めての騎乗で多くの方が緊張するのは、馬が動き出す瞬間です。馬が歩き始めると体が揺れますが、これは馬の自然な動きです。力で踏ん張ろうとすると体が硬くなり、かえってバランスが崩れます。腰を柔らかく保ち、馬の動きに合わせて揺れることを意識してください。手綱は軽く持つだけで十分です。強く引っ張ると馬が混乱します。スタッフが隣で歩いているので、不安なことがあればすぐに声をかけてください。

体験後に感じること

乗馬体験の後、多くの方が「思ったより疲れた」と言います。馬の動きに合わせてバランスを保つために、普段使わない体幹の筋肉を使うからです。翌日に内腿や腰が筋肉痛になることもあります。これは正しく乗れていた証拠でもあります。体験後は馬に「ありがとう」と声をかけてから離れる方が多く、その光景を見るのが牧場スタッフとして好きな時間のひとつです。

準備は最小限で大丈夫です。動きやすい服と、かかとのある靴。あとは馬が教えてくれます。ご不明な点はご予約・アクセスのページからお気軽にお問い合わせください。