Blazing Shadow Meadowの初心者レッスンは、必ずブラッシングから始まります。馬に乗ることより先に、馬の体に触れる時間を作ります。これは単なる準備運動ではなく、馬と人が互いを確認するための時間です。ブラッシングをしながら馬の体温を感じ、呼吸のリズムを聞くことで、乗る前に馬の状態がわかるようになります。
ブラッシングに使う道具 ¶
基本的な道具は三種類です。まず「ボディブラシ」で体全体の汚れを落とします。次に「タオル」で顔周りを拭きます。最後に「馬用くし」でたてがみと尾を整えます。牧場では全て貸し出しています。道具を持つ手の力加減は、最初は弱すぎるくらいで構いません。馬が気持ちよさそうにしていれば、少しずつ力を加えていきます。馬が耳を後ろに向けたり、足を踏み鳴らしたりしたら、力が強すぎるサインです。
体のどこから始めるか ¶
首の付け根から始め、肩、背中、腰、臀部の順に進みます。腹部は敏感な馬が多いので、最後に確認しながら行います。顔は専用のタオルで、目の周りと鼻孔を優しく拭きます。蹄の周りの毛は、手で汚れを確認してから道具で整えます。馬の後ろ足を持ち上げる作業は、慣れないうちはスタッフが行います。体の左側から始めるのが慣習ですが、理由を聞かれると「昔からそうだから」としか答えられません。
ブラッシングで馬の状態を知る ¶
毎日ブラッシングをしていると、馬の体の変化に気づくようになります。皮膚の張り、毛並みの艶、体温の微妙な差。クロムウェルは右肩の後ろを触ると必ず首を曲げてこちらを見ます。ムサシは腹部を触ると足を踏み鳴らすことがあるので、その日の機嫌の指標にしています。継続コースの受講者が「馬の様子がおかしい」と気づいてくれることがあり、実際に軽い体調不良だったことが何度かありました。
子どもとブラッシング ¶
子どもがブラッシングをするとき、最初は馬の大きさに圧倒されて動けなくなることがあります。そういうときは、馬の鼻先に手を差し出して、馬が嗅ぎに来るのを待つところから始めます。馬が自分から近づいてきた瞬間、子どもの表情が変わります。怖いという感情が、不思議だという感情に変わる瞬間です。その後のブラッシングは、たいていスムーズに進みます。
ブラッシング体験は早朝給餌体験の中でも行っています。馬に乗ることより、まず馬に触れることから始めたい方は、早朝給餌体験からお試しください。よくある質問のページも参考にどうぞ。